司書と学者が躍起になりけり夏休み、0km, 20260814

9時過ぎの電車で茂原へ向かう。千葉駅に着いて、その先は不通。運転再開の見込みもなし。カーシェアの車に乗り換える。千葉駅前から357号線に出ると、水没し放置された車両が点在している。片側が3車線の、その真ん中の車線に突然乗り捨てられた車両が現れるから油断できない。実際、追突事故も起きていた。この状況は夜まで変わらなかった。浜野のあたりは停電で信号が消えて、これも夜まで回復せず。たいへんな被害だ。

スマホのカーナビアプリを頼りに進んで茂原の家に着いた。家と二人が無事でなにより。すぐ近くでは崩れた斜面もあった。

予定通り13時に茂原を出て、伯母を成田の病院に連れていく。圏央道は不通で、下道を抜ける。東金のあたりは放置車両も多かったが、ひどい渋滞はなかった。

伯母を降ろし、念願の成田市の図書館へ向かう。今日は仕事もしなくてよい。レファレンス・ルームの机に陣取って、三橋鷹女関連の本を集めて読んだ。幸福な時間であった。鷹女が好きだ。そのうちに墓参りもしよう。

勉強に疲れて、指先は震える始末で、近くのマクドナルドに飛び込むと、レファレンス・ルームで一緒だった女がほとんど同時に着席した。我々はどちらもセットを頼んで、その飲み物を、こちらはマック・シェイクに、あちらもなにやらクリームの乗ったジュースにしておられた。考えることは一緒なのだなあ、と思った。甘いものが必要だ。

なかなかよい図書館だった。とくにレファレンス・ルームは、棚と机の配置、蔵書、デスク・ライト、空調、静けさ、それらが完璧。

19時過ぎに伯母と合流して、圏央道はまだ不通。下道を帰る。道中は強い雨に降られたが、大事には至らず。

茂原から千葉駅への帰路、昼から状況はほとんど改善していない。日が暮れた分、浜野のあたりの停電の範囲がよく分かる。信号だけでなく、街灯も消えており真っ暗。ニュルブルクリンク24時間レースの夜間パートと比べれば、大した運転技能が必要とされるわけでもなかろうし、無論、おれはレーサーではないが、とにかく、用心して運転すればさしたる問題もなかった。

千葉駅から電車に乗り換えて、それからは平常。0時頃自宅に着いた。

財布を忘れて家を出て、丸腰だったわりには、なかなかスマートな一日だった。スマートフォンってそういうことか。たしかに、今日のようにビッグ・データがリアル・タイムで反映されるナビに助けられることもそうないだろう。旅の面白みという点ではいまいちだが。

後半生は関西でボケ担当として暮らす計画だったのだけど、最近は千葉に行ってばかりだ。通院もたいへんだよなあ、と思う。

(……)
「茂原です」
8000系好きだなあ。
マイ・ラブ
虹が出た。虹は夏の季語。
「飼い主! 飼い主!」
「いまやるから、声大きいから」