家を出ておやと風浴ぶ秋の朝、4km, 20260813

午後からの雨で現場も流れて、猫を股に挟んで本を読んで過ごす。晴耕雨読と言えるほど優雅な身分ではないが、猫がいることには感謝をすべきだろう。先月の俳句の会で仲間が貸してくれた本をようやく手に取って、読み進めた。漫画数冊と小説1冊。

「他人に読まされる本」を読むとき、池澤夏樹さんの書評の術を参考にして事にあたる。一言で言えば、その書評を読んだ人がその本を読みたくなるような書評を与える、ということなのだが、そのつもりで読めばたいていの本は面白い。そして実際に書評の仕事だと思って、素早く読んでいる。そのようなシミュレーションが、ぼくにとってはまた面白い。そんなわけで、本のオーナーがぼくからエモーショナルな感想を聞くということもないとは思うが。

夜、雨の中を軽く走る。猫の尻尾が短いことに今日も新鮮に驚く。

「股に挟んでください」

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