閉店の西武ぶらつく敗戦日、0km, 20260815

午後から渋谷の現場。電車で行く。空き時間が多い予定だから、モノクロの撮影実習を自分に課して楽しむ。

9月末に閉店する西武を散策する。渋谷で時間を潰すときに逃げ込める穴場だったから悲しい。A館とB館を一通り、上って下りる。上の階の紀伊國屋で文庫を1冊買う。惜別の念をこめた買い物だ。閉店まで、渋谷に来たときはこうしよう。そうして成瀬のことを思う。宮島未奈の「成瀬シリーズ」は西武の大津店の閉店にまつわる1編の短編から始まって、3冊のベストセラーになったのだった。あれは本当によい作品だった。

19時頃、公園通りのカフェに入って、2階の席から往来を見下ろしながら本を読むのが愉快だった。店内を飛び交う会話も、妙にずれていて面白い。この時間のこの店も穴場か。

23時過ぎに帰宅。それから友人と長電話をして、向学心の行き先と、池澤夏樹について語り合う。1時間半も喋っていたな。友達が多いから走る時間がないよ。走りながら電話すればよかったのか。

題句は秋の季語。終戦日とするか敗戦日とするかは好みだが、まあ、歴史観に拠るのだろう。ニュースはとくに見ず。見たところでどうせ虚しい。明日の新聞で読もつもり。

深夜、録画しておいたNHKのテレビドラマ「15歳の志願兵」を見た。池松壮亮が主演。これはなかなか見事。ラストの、国に学問がなかったのだ、というセリフが素晴らしい。

この7000系が方向幕仕様の生き残りなのだが、残念ながら通過。
調布の入線は見応えがある。いままで知らなくて馬鹿みたいだ。
やめるな。
帰りは新しい電車。だれだったのきみは。きれいなひとやね。
(……)
「現場だった」

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