田舎だと言ひ羽のばす夏の午後、0km, 20260722

8時36分の本八幡行きに乗る。馬喰町で、総武線の上総一ノ宮行きに乗り換える。

鉄道で最後に都外に出たのは、コロナ禍の前だったかもしれない。とすると7年ぶりとか。この間、新幹線にも乗っていないことになる。やはり列車はよいものだ、と感慨に耽ける。

土気で降りてみたが、期待していたレンタサイクルは見当たらなかった。それでタクシーを使うことにして、余った時間を喫茶店に入って過ごした。それは「エクラドール・カフェ」という店で、ハンド・ドリップのコーヒーもチーズ・ケーキもとても美味かった。また寄りたい。

新聞記事は東京の新築マンションの平均価格が初めて1億円を超えた、と伝える。まったくたいへんなことだ。自分には一生無縁だろう。笑うしかない。

タクシーは古いクラウン。ロータリーを出ると、運転手が無線マイクを手に取って営業所に行き先を告げる。道中もタクシー無線が車内を飛び交う。ナビの類はひとつもなく、無論、客席にもモニターなどない。ベテランの運転手は迷うことなく丘を抜けていく。これでいいんだよなあ、と思う。

伯母と合流し、早速出かける。今日ぼくが運転するのは伯母の1.5リッターのトヨタのセダン。走り出すと、ぼくを乗せてきたタクシーの運転手が、畦道の木陰に車を停め、車外に出て一休みしていた。目礼してその横を通り抜ける。怪しい訪問客と思われていないかとすこし心配だったから、潔白が証明されてよかった。

目的地に着けばあとは待機なのであって、仕事をして、飛行機を眺めて過ごした。行き先が成田だったのだ。

23時頃、帰宅。

鉄道に魅了されている。これで仕事用のパソコンもスマホも置いて、一か月くらい旅ができたらと夢想する。友人や仕事の関係者には最初の日に泊まる宿だけを伝えておく。ぼくを探す人がいたとして、その人は何軒かの宿に電話をかけて、ようやくこちらの現在地が明らかになる、そんな旅。フィルムを100本くらい買ってさ、と。

馬喰町からE235系に乗る。短い11両編成。
土気(とけ)で降りる。
209系もすっかり古く見えるようになったものだ。だいたい塗装が剥げている。もともとは京浜東北線で1993年から使われた。今回の旅では乗れなかったが次回は必ず乗りたい。
落とし物らしきカエルのキーホルダー。そのまま引き取ってやりたいくらいだったが置いてきた。土気駅の改札の正面の線路を見下ろすあたりの窓辺に置いてある。持ち主に伝われ。
ホールで食べたい。美味。
さくらの山で着陸を見る。A380を何機か撮ったのだが、すべてフィルムで撮ってしまった。後日お見せしたい。
カンナは秋の季語
ひこうきの丘に移って離陸を見る。
「飼い主最高」
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