映写機を囲む同士やソーダ水、0km, 20260517

西荻さいのね庵の映画上映会に行く。作品は『◯月◯日、区長になる女。』。現・杉並区長の岸本聡子さんの4年前の区長選を追ったドキュメンタリー・フィルム。公開当時も話題になったそうだが、めったに劇場へ行かないぼくが見ているわけもない。

この数ヶ月のうちに、この映画をぼくに見るように勧めたのがだれだったか、どうしても思い出せない。見よう見ようと思っているうちに、さいのね庵で見られるというからぼくにとってはとても都合がよかった。

結局のところ、ぼくは自分が馴染んでいる場所にしか行きたくないのだ。西荻の飲食店はさいのね庵のほかに”えんづ”しか知らなかったり。基本的には家で食べるのが好きだからベーカリーや惣菜の店はけっこう知っていたり。

それはさておき、だれにこの映画を勧められたか、思い出したいものだ。抜群によかったと感想を伝えたい。なぜ忘れてしまったのか。

物語は、長年杉並区に暮らすペヤンヌマキさんが、自分の暮らす家が道路拡張計画の立ち退きの対象であることを知るところから始まる。猫とまったりお昼寝したり、お気に入りの川沿いを散歩してバードウォッチングを楽しんだりしていたいだけなのに、知らないうちに生活が奪われてしまう、という危機感から、区長選を映像に記録し始める。そこに現職への対立候補として岸本聡子さんが現れる。

政治を扱ったドキュメンタリーという枠組みは軽く飛び越えている。「作品を観て、元気が出た」という会の参加者の感想にぼくも強く共感する。それに目頭が熱くなるようなシーンも多い。ドラマとして見応えがあるのは、選挙戦の結果もさることながら、出演者の個性が強いからでもあるだろう。岸本さんの実家のお母さんや戦前から杉並に暮らす90歳のおばあちゃん、数年後に区議選に立候補し当選することになる杉並区民の人たち、とか。パンフレットの文章にある「市民映画」という形容はまさにその通り。市民による市民のための映画。素晴らしい作品。

上映後にはペヤンヌマキ監督の解説もじっくり聞けて、会の終了後もつい長居し、顔見知りの仲間と語り合った。そう、店に行ったら知っている顔が多くてうれしかった。まさに同士、という感じ。さいのね庵の座敷は尊い。

5/20(水)の夕方から下井草の「Cafe POLEPOLE」で同様の上映会が行われるそうだ。

https://htmldocs.site/cinema/

そして、ここ2年ほどじっくり考えていたこの先の我が身の振り方にも答えが出た、という気がする。ようやくすっきりした。今回は長考となった。

週明けの月曜日から、実務面の整理をすこしづつ始めよう。しばらくは忙しく手を動かしたい。

デイゲームは結果だけ見た。松本に勝ちが付いた。5勝目かな? スワローズの先発陣が順調に勝ち星を重ねるなんて10年ぶりくらいか? 野球チームとしてじつに健全である。これで名古屋でのカードを2勝1敗で終えた。素晴らしい。

今日も走らず。走っている場合ではない。

深夜、「成瀬」を1篇だけ読む。完結まで残すは2篇。ちょっとつらい。

ローリング・ストーンズの新譜の先行シングルを何度も繰り返し聴く。繰り返し聴くことが大事だ。

珍しく外で過ごした週末だった。

善福寺川。好きな川だ。映画の前にすこし歩く。

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