現場は渋谷。公園通りを歩くときだけは広末を聞いた。完全なるギャグだな。
途中抜け出して、新宿の別件にあたる。神戸旅行の前後に予定を押し込めたのだった。目が回る、東京でかい。昨日まで神戸でずいぶんゆっくりしたものだなあと思う。よい休暇だった。渋谷に戻る。
仕事のあとで西武渋谷に寄る。閉店まではあと2週間を切った。今日も文庫を1冊買う。この一連の惜別の購買行動を記録しておけばよかった。すでにいつどの文庫本を買ったのか、正確には思い出せない。
通りに面したモニターに、客から寄せられたメッセージカードが映され、スライドで流れていた。ぼくが書いたものも映らないかと、20分ほど見ていた。総計約7000枚のうちの4枚がぼくのものだから、確率にして約0.06パーセント、とかがんばって暗算しながら粘っていたのだが現れず。
そうして「暗算」というのは面白い言葉だと思った。辞書をいくつか引くとどれも「頭の中で計算すること」とある。頭の中を「暗い」とする感覚が気に入った。
西武渋谷の前の雑踏でそんなことをしていて寂しさは募った。
たしかに猫がご飯をよく食べる。あのシッター、なにをしたのか。
深夜、近所を軽めのジョグ。彼岸花、金木犀、梨畑からは芳醇な香り。
書肆の灯にそぞろ読む書も秋めけり 杉田久女
明日(金曜日)の夜は「さいのね俳句会」の定例句会だ。すでに満席だが、見学なら来ていただける。西荻の北口です。

(態度わるいなあ……)


