自宅へとかへる狸や夏の月、11km, 20260519

ひめもす、猫を横に従え事に当たる。

ナイターの巨人戦は福島での開催。序盤だけ見て、月と金星を観察するために里山に入った。

空を見るぼくを離れたところから狸が見ていた。このあたりは『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台である。当然、あの映画の愛らしいキャラクターのことを思う。都心のオフィスで働いて帰ってきた狸かもしれない。狸はしばらく人間を観察してから茂みへと去って行った。

自宅に戻ると8回裏。スコアは変わらず0対2。9回裏は大勢に抑えられ、負けた。これで巨人は7連勝らしい。

ナイターのあとで走る。平坦路のジョグ。

一日の最後に『成瀬は都を駆け抜ける』の最後の1篇を読んだ。これで「成瀬シリーズ」全3巻を読み終えてしまった。いまは、島崎、島崎よ、としか言えない。素晴らしい物語だ。

通りから猫の鳴き声が聞こえたような気がして外を見遣る。うちの猫も窓辺にやってきて耳を立てているから気のせいではないらしいが、姿は見つからなかった。

「猫の声したよな」
「いま探してるんで静かにしてください」

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