ばたばたしていたような、ぼんやりしていたような、いずれにしてもあっという間に日が暮れた。今年最初の雷鳴を聞いた。雨はそれほど降らなかった。
神宮球場の阪神戦は6回までテレビで見て、その先はMBSのラジオで聞ききながら走りに出た。
山野と髙橋の両先発の投手戦は予想された通りの引き締まったものだったが、髙橋に球数を投げさせ、阪神のブルペン陣を7回から引っ張り出したことが今夜の勝因だろう。終盤勝負ならこちらに分がある。8回裏、この回の先頭の武岡がヒットで出ると、代走・並木の盗塁も絡め、一気に3点を奪い逆転した。9回表はもちろんキハダが登板し今夜も無失点に抑えた。4対2、ナイスゲーム。山野は投球もバッティングも、粘りがあって見事だった。
このカードを1勝1敗のタイとし、首位を奪還した。明日は試合がない。強敵相手になんとか乗り切った、という感じ。最後までテレビで見ていればよかった。
多摩川の土手を8キロ走る。蒸して呼吸が少々苦しい。一度、着地の瞬間に脚の力が抜けた。筋肉の疲れは限界に近い。
今夜もココアを作って成瀬を読む。2巻目の『成瀬は信じた道をいく』も終わり、3巻目の『成瀬は都を駆け抜ける』に入ってしまった。シリーズを通してオムニバス形式の短編集だということが、これでぼくにも確かめられた。大津や京都で暮らす人々の日常に、成瀬がひょっこり顔を出す物語の集まり。ぼくが残すのはあと5篇。
どの物語もポジティブでさっぱりした最後を迎えるのだが、何気ない切なさがうまく表現されていて、泣いたり笑ったり、こちらは忙しい。成瀬に大きく揺さぶられている。作者の宮島未奈は可成りの遣り手に違いない。

