夜、さいのね庵に寄る。読書会の仲間のいずみさんが主催するカレーの会で夕飯にする。
ここのところ頻りに顔を合わせていたUさんもいらして、今夜はじっくり話ができてよかった。話の引き出しが多いUさんを、店主のまいこさんが桐たんすに例えたのは、ひとつ閉じるとひとつ開くから。まさにそんな感じだ。
この店の座敷は今夜も熱く盛り上がる。先週の読書会のときは「人間的感情への入力が強い」と書いた。今回のこともなにか言葉に表そうとして、ちょっと考えて、お手上げだ。眠いし、F1の予選観るし、W杯月間だし、ル・マンもやってるし。とにかく、この車座の、人間同士の「ごたごた」に身を投じるのが楽しい。
その読書会から約1週間が過ぎて、あの日の対話は本当によかったとしみじみ感じている。参加者のひとりの切実さに対して、おれはいかにちゃらんぽらんかと痛感しているのだ。人間のことも世界のことも分からない、ということがよく分かった、と言えば、それすなわちソクラテス、と思ってやってきたが、しかし、その態度こそが、分かったつもりになりやすい自分の性格の卑しさに思えてならないのだ。実際そうだろう。
店を出て、けいこさんと同じ方向に歩きながら、読書会の感想をすこし話した。火傷するよ。
つまり、そういう座敷。
で、その座敷で「俳句の会」のホストを務めることになった。初回は7月17日(金)の20時から。さいのね庵に来たことのない人にもぜひ来てもらいたい! お酒を飲みながら、どうぞ。
そしてさらに、「写真の会」も控えているのだ。こちらは8月1日(土)の朝、9時半から。内容は「日常の写真の相談室(TEXTの裏面)」ということになりそう。こちらは朝のコーヒーを飲みながら(お酒も可だが)、という感じ。会のあとはそのままランチを食べられる。詳細は未定。
スワローズ負けて、我走らず。
カレーは美味かった。
今日は桜桃忌、太宰を読む時間はなかった。


