仕事のあとで、まだ日暮れまでには時間があったから走りにでた。たっぷりと光を浴びて早寝の生活に戻りたい。
多摩川の左岸に渡って、川上へ5キロ行って帰ってきた。計10キロ、1時間のジョグ。暑くて呼吸が苦しかった。河原ではスイカ割りをしている子供と保護者の集団がいた。武蔵野南線(要は貨物路線)の多摩川に掛かる橋梁の周りの土手には鉄道写真の愛好家たちがずらりと並んでカメラを構えていた。これは珍しい列車の通過が見られそうだと期待した。ぼくが橋から400メートルほど離れたところで、彼らの目当ての被写体がやってきた。赤い塗装の電気機関車に牽引された通勤型の、おそらく6両の、電車だった。E231形だろうか。ぼんやりしていて判別できなかった。なにしろ遠いし、眼鏡をせずに家を出たからお手上げだ。電気機関車が主役だったのだろうか。赤い塗装だから交流電化区間用……ううむ、理科のことも鉄道のこともわからん。列車は判別できなかったが、眼鏡をせずに走るのは気持ちがいい。
6月はどれくらい走ろうか、決めていない。一度、筋肉と筋肉的思考を鎮めようとは思っている。机に向かうことが最優先だということは忘れたくない。だが山にも月に一度くらいは行きたい。
ここのところ、なにをやっていても背骨が抜けているような感じを受ける。いや、走ることだけは、背骨が通っている気もする。たとえば「背骨のない小説だ」なんて言えばそれは酷評だ。背骨のことについてはちゃんと考えよう。
オスナに1ヶ月ぶりのホームランがでた。5月のチームの不調はオスナの成績と見事に連動していた。彼の5月の成績は打率.180、1本塁打、10打点、OPSは.516、併殺打は8つだった。試合後のインタビューでは「ここのところ内野ゴロばっかりで全力疾走してたから、今日はゆっくり走れてよかったよ。ははは!」と笑っていた。いいね。武岡もホームランを打った。小川、ずっとエースでいてくれ。好きだ。快勝で3連勝。控えめに言っても最高だ。

