土手走る人を見てゐる春の道、0km, 20260401

4月1日は毎年ある会社の入社式に潜入している。もう十年来の年中行事になっているだろうか。それ故に面白いのは、年毎に新入社員との年齢が離れていくことである。流石に頭はこちらの方がよさそうだが(そんなこともないのか?)、彼らの全身から放たれるエネルギーには、ただただ圧倒される。四十過ぎまでプロ・スポーツの世界で生きた、たとえば青木さん(青木宣親)などは、すごかったんだなあ、と、まさに肌で感じる。ダルビッシュや坂本、マー君なんかにも頑張ってほしいと同情の念を禁じ得ない。そんなこと言っていないで、道を! 多摩川の土手を! 丘の上の周回路を! 多摩市の陸上トラックを! 走った方がよいのだが、どうもトレーニングの負荷が高まらない。参っている。まあ、天気も悪いしな。靴が濡れると面倒だし。

桜が散ればそれは晩春、気怠さはこの季節のせいだ、と詩歌の先達は教えてくれる。芽吹き始めた甲州街道の欅並木が美しかった。初夏は近い。

「乗せないでください」
「ごめんなさい、つい、面白いかと思って」