熱狂の由を知らずに春の雪、0km, 20260208

西荻さいのね庵の読書会だった。課題図書は安部公房の『飢餓同盟』。

なんだか散漫な初読をしてしまって、前夜に冒頭から読み直すことにした。結局、読み終わったのは今朝の5時。朝まで夢中で小説を読むなんて久しぶりのことで楽しかったのだが、眠い。

雪が積もる朝、それもたまたま投開票日にこうして集まるというのが、この小説の世界とリンクしてよい、と口々に言う。この会の対話は真剣だが和やか。あんまりよい雰囲気だから、美味しいコーヒーとお菓子をいただきながら黙って話を聞いているのが愉快。新入りらしく末席に座って、そうして黙っているとふと発言を求められ、慌てる。どうもこの場所は落ち着く。終始油断していた。

車座になって互いの言葉を積み重ねることは、なんと尊いことか、としみじみ思うのは、この選挙の結果に驚いて、だろうな。

20時に強いショックを受けることは慣れているようでやっぱりきつい。つらい。悲しい。恐ろしい。気が滅入る。さすがに笑うしかない。

1時間ほど呆然として、とりあえずトイレを掃除したらすっきりして、気を取り直す。そのあと部屋も真剣に掃除する。手を動かしたのは正解だった。

愚直に勉強するしかない。もっとたくさん本を読み、脚を鍛える。自分の頭で考え、自分の脚で走る自由はだれにも奪われないから、そのことは安心していいはず。比喩的に言えば、ということだけど。

でも、やっぱりつらいね。おほほ。

『飢餓同盟』は面白く読んだ。読書会最高。

朝の読書会のあとはそのまま昼食会。美味い。楽しい。
会の1周年が祝われた。新入りのぼくもおこぼれに与る。
開票速報を見る飼い主を見る猫。猫よ、人間たいへんだ。

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