“Don’t Stop”, ローリング・ストーンズ・ナイト、0km, 20251026

タイムアウト目黒で楽しい夜を過ごして、ヒデちゃんとは店の外で別れた。

フユを助手席に乗せ、後部座席にナガタとギターと撮影機材を詰め込んで、山手通りを帰る。なんと、ぼくのクルマの後部座席に大人が乗ったのは今夜が初めてである。普段は畳んだままの後部座席を、予め用意しておいたのだ。「おれはロシアに由来する大男なのだ」と、だいたいそのようなことを言ったフユはたしかにデカいし、ナガタも女にしてはデカい。なるほど優秀なクルマだ。

締めて150kg強のウェイトを乗せてのクラッチ・ミートはちょっと難しくて面白かった。得意になる。と、なにもこんな夜にクルマの話をしなくてもよい。

ナガタを降ろし、つぎにフユを降ろし、身軽になったジムニーのよく走ること。あら、ついクルマのことを書いてしまう──

ヒデちゃん、久しぶりだった。毎月のようにこの店で一緒に演奏して遊んだのはコロナ禍の前で、会うのはそれ以来、7年ぶりぐらいの再会だった。会の演奏を仕切らなければいけないぼくたちは、サウンド・チェックがてら音を合わせたのだが、まあ、よく合う。ヒデちゃんそれそれ、という感じ。ただただ楽しかった。手伝ってくれてありがとう。

その演奏面に、終始大いに貢献してくだすったヤシキさんにも感謝だ。ぼくとは吹田市の縁だった。ドラムとギターを行ったり来たりで出突っ張り。ありがとうございました。

クリスさん。出身地のパリの話、ロータス・エリーゼの話、こんどまたゆっくり聞きたい。そしてあなたが「つぎは練習しておく」と言ったことを、ぼくはしっかりと覚えておく。

タクヤさん。前夜の曲目のリクエストは助かった。なにしろぼくの事前の準備では有名曲がごっそり抜け落ちていたのだ。自分では意識していなかったが、可成りマニアックに寄っていたのは事実だろう。

途中、フランスからの観光客3人組がやって来て、ずいぶん盛り上げてくれた。今夜彼らから聞いたフランス語はすでに忘れた。英語で言うところの Magnificent だったということはわかった。とにかく褒められたわけだ。メルシー・ボクー。

深夜、NHK・BSのバッハ特集を観ながら気が静まる。賑やかにロックしたあとのバッハは、よい。

ローリング・ストーンズは面白い。この1ヶ月の準備と今夜の集まりによって、奥が(案外に)深いことを知ったし、さらに好きになった。貴重な勉強の機会を与えてくれたヨーコさんに感謝だ。

それに、ぼくたちが文芸をやたら読むことの意味もすこしわかった。

カメラを持って行ったのだが、写真は1枚も撮れなかった。ホストは忙しすぎた。ということで、結局いつも通りの猫の写真。


「一曲紹介」おまけ。

2002年の結成40周年記念盤『Forty Licks』に4曲収められた新曲のひとつ「Don’t Stop」を、ぼくは聴きたい気分である。

この会は次回があるとか、ないとか。ある、かも。

ヒデちゃんいわく、ストーンズのように長く続けるにはコツがあるそうで。

最後に、会では触れるのを忘れてしまったのだが、今回ぼくが作ったフライヤーの評判がよかった。写真がよかったのだ。その写真は山崎フユがカシミール地方で撮ったものを提供してくれた。国境線がはっきりとしない、なにかと難しい土地、なのだろう。詳しいことは本人に訊いてほしい。

なぜこの写真なのか、イベントページに記事を載せてある。各人のSNSのリンクも貼ってある。ぜひご一読ください。


イベントページ
https://konomeame.net/portfolio/10-26-2025/

アルバム『Tattoo You』のジャケットを意識して写真を使ったのでした