ずっと机に向かっていた、か? あっという間に日が暮れた。やることは溜まっているが、どれも楽しいことばかりではある。シンガポールGPのフリー走行の合間に走る。11キロ。
上田義彦の展覧会に早く行きたくてうずうずしている。もうちょっと仕事を片付けてからショート・トリップがてら行こう。いまはストーンズの勉強もあることだし。

ローリング・ストーンズ「一曲紹介」。ここまでビル・ワイマンについての言及がなかったことを反省する。ビルを語るときになにから語ればよいか。
やはりなんと言っても、このバンドのオリジナルのベーシストである。ほかには、ミック・ジャガーを照らすスポットライトからもっとも遠く離れた人、レコーディングではしばしば他のメンバーにベースを奪われた人、他のメンバーより7つか8つも年上の人、あのバンドのなかにいてドラッグに手を出さなかった人、ジャガー・アンド・リチャーズとの収入格差を暴露する人、薄給に見合わぬ重労働に嫌気が差して1993年に脱退した人──など、ほとんどはバンド内での恵まれない境遇ばかりが思いつくが、どうもそれは事実らしい。
しかし、音楽家としての才能は一流で、ストーンズ在籍中から、メンバーのなかではもっともソロ活動開始が早く、なおかつ積極的な人だった。その音楽性はブルースに傾倒するストーンズとは一線を画し、実験的な試みも多い。おそらく可成り器用な人なのだと思う。
音楽以外にも多才な人らしいのだが、ぼくは詳しく知らない。これから勉強しよう。要はストーンズのビッグ・ビジネスに搾取されるより、自分のやりたいことがいくらでもあった人なのだろう。
そんなビル・ワイマンの最高のプレイを味わえるストーンズの音源を探して、この「Miss You」を見つけた。ぜひ低音が聴き取れる出力環境で聴いてほしい。この日のこの曲においてはビルがバンドを従えている感がある。音はやる気に満ち、生き生きとしている。が、ビルは暗闇で身動きひとつしないのだ。まさに暗躍。そして対照的に、ミックはマイクスタンドを右手に、ストラトキャスターを左手に掲げて、光の中を暴れ回っている。スタンドとギターを同時に持つ人というのは初めて見たかもしれない。ストラトキャスターの斬新な使い方ではあるが、わりと軽量なギターだから理には適っているか。
ビル・ワイマン脱退後のストーンズはまったくべつのバンドだ、などという、ある意味ではノスタルジックともとれる言説にはよく触れるが、このライブの演奏を聴くと、それも頷ける。
バンド内の光と影の極端なコントラストは、ストーンズを知る上で欠かせない要素のひとつだ。そのうちにビル・ワイマンの著作を読んでみよう。
Rolling Stones Session(仮)
@タイムアウト目黒
Sun, Oct 26, 2025
Open: 6:30 PM Start: 7:00 PM
Charge: TBD
Members: “Komi” コミヤコウキ (Host & Guitar), “Hide-chan” ヒデちゃん (Bass) “YOKO” ヨーコ (Master & Drums), “Fuyu” 山崎冬絋 (Flier Photo)
楽器完備|セッション初心者・見学のみ歓迎|予約不要
※近日詳細公開予定