渋谷にて、西武でアシモフ、タワレコでクラプトン、20250412

渋谷での仕事の前に暇を持て余した。それで西武の紀伊国屋書店とタワーレコードに入ってやり過ごしたのだが、自分でも驚くほどに心が安らいでゆくのを感じられた。そうか、すこし張り詰めていたか、と思った。ここのところ読んでいなかったジャンルの小説でも選ぼうかと考え、ハヤカワ文庫の棚を調べた。その中からアイザック・アシモフの『われはロボット〔決定版〕』を選んだ。アシモフは読んだことがなかったから楽しみだ。タワーレコードでは散財しないように用心していたのだがエリック・クラプトンの新作『Meanwhile』を買ってしまった。試聴機のヘッドホンで一曲目のイントロを聴いたらもう駄目だった。クラプトンが歳を重ね、ぼくも同じだけ加齢し、より好きになってゆく。そういう音楽をクラプトンは作っている。それに一貫してぼくは、キャリアの長い多作の芸術家が好きらしい。ローリング・ストーンズやボブ・ディラン、ポール・マッカートニーなどもやはり同じ理由で敬愛しているところがある。山田洋次の映画もそうだ。

それでも時間は余り、宮益坂を上って、穴場の気に入りのベンチに腰を掛け、自宅から持参したドストエフスキーの『賭博者』を読んで過ごした。コーヒーも美味かった。よいひとときだ。アシモフはまたの機会にゆっくりと。

なぜこうも時間が余ったか、それはぼくにとってもミステリーということにしておこう。実際のところ根本原因はわかっていないのだ。