土曜日はグランプリ期間中もっともF1マシンが速く走る。金曜日は練習走行だし、日曜日は燃料をたっぷり積んで長いレースを走り切る。土曜日の予選は、明日のスターティング・グリッドを決めるために、1周のタイム・アタックで順位を争う。トップ・タイムを記録したドライバーが「ポール・ポジション」を獲得し、明日のレースを先頭からスタートする。
現地で観戦するぼくたちは、この予選の日のマシンのダイナミズムに目を奪われることになる。これを観るために来ていると言っても過言ではないだろう。それで、つまりは言い訳なのだが、ほとんど写真を撮らなかった。撮ることを忘れていた。宿に帰ってから、写真のあまりの少なさに自分で驚いた。

(ぼくが応援するウィリアムズのカルロス・サインツ。サインツだけは撮っておこうと、午前中の練習走行中に撮った)
ポール・ポジションはレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。練習走行でのタイムも、マシンの動きも、本人たちの発言からも、まさかレッドブルのマシンがトップに来るとは思われなかった。しかも、このタイムが鈴鹿サーキットのコース・レコードを塗り替えたのだ。信じられないような仕事をフェルスタッペンがやり遂げた、ということらしい。これが角田のチームメイトである。その角田は15位だった。急遽昨日から乗り始めたマシンで、なおかつ練習走行は中断も多く、思うように計画を進められなかった。よい結果をだれもが期待していたし、同じマシンに乗るチームメイトがコース・レコードでポール・ポジション獲得したから落胆はとても大きい。だが本人からはポジティブな発言も聞かれる。それに前任者のローソンよりはすでに乗りこなしているようだ。明日の決勝に、やはり期待してしまう。
