桃の節句に甘酒を飲む、芭蕉と鷹女の雛の句、20250303

桃の節句ということで甘酒を飲んでいる。風呂上がりにひやで飲むと美味かった。この日の俳句といえば芭蕉だろう。道祖神に招かれた風狂は『おくのほそ道』の旅の最初にこの句を詠んだ。

草の戸も住み替はる代ぞ雛の家 芭蕉

「つぎの入居者は女の子がいるんだって。こんな殺風景な部屋もそのうちに雛飾りで賑やかになるだろうな」と、あえて現代口語体で訳す。旅支度を終え、貸家を引き払い、すでに心は松島の月に奪われている芭蕉は、この句を隅田川のほとりの草庵に残して「みちのおく」へと旅に出た。季語は雛で春。

鷹女だとこう。

折りあげて一つは淋し紙雛 鷹女

下五は(かみひいな)と読む。「紙雛なんか折ってみたけど、一つだとなんだか淋しいものね」。鷹女はそのあとでほかの内裏様を折ったか、折らなかったか。やはり折らなかったほうの情景を味わいたい。いや、折ったほうもいいか……。

芭蕉にしろ、鷹女にしろ「雛」とは対照的に老いてゆく大人の孤独が感じられてよい。


夜、ジョグで4キロ走った。つぎのレースまではあまり負荷に拘らずにのんびりと走るつもりだ。

真冬の寒さに戻ったが、湿度がある分過ごしやすかった。

ときおり湿った雪が落ちてきたが積もらず。


夕飯はヤマイモを摺って出し汁と醤油で味付けした。そのほかは、ほうれん草の味噌汁・さつま揚げ・米。若者のように米を食った。

自動トイレはいい買い物をしたと思う。もっと早く導入すればよかったな、猫。
ソメイヨシノの蕾