ヤマハを手に取る、20250224

何日か前にギブソンのアコースティック・ギターを弾いているときに、手元から乾いた破裂音がした。弦が切れたと思ったのだが、切れていない。音も狂っていなかった。そのままとくに気にしなかったのだが、今日になってボディに亀裂がまっすぐ走っているのを見つけた。あの破裂音はボディが割れる音だったのだ。あれほどの音がして何事もないわけがない。乾燥が過ぎたのだろう。なかなか繊細な楽器である。

ギブソンはそのうちリペアに持ち込むとして、仕方がないからヤマハを弾いて過ごした。こちらはいつ気まぐれに手に取っても安定している。ほったらかしておいても機嫌を損ねるということがない。ヤマハは間違いなく素晴らしい楽器メーカーだと知りながら、ついギブソンに憧れて振り回されて、こうして結局はヤマハに慰められ……などとありきたりな類推をしつつ古いロックを爪弾いた。

村上RADIOをタイムフリーで聴きながら夕飯にした。スタン・ゲッツとポール・マッカートニーの選曲がよかった。グールドのバッハもよかった。まあ、全部よかった。インゲンのボイル、ゆで卵とコーラルリーフとパクチーのサラダ。

質実剛健的ヤマハ
官能的ギブソン
そのギブソンの亀裂