夕方、丘の上の周回路をジョグで8キロ走った。最悪の状態は脱したが、本調子には程遠い。ペースはキロ6分ほど。大会までは8日しかないが、はたして速力は戻るのか。まったくいいイメージは湧かないが、調整に四苦八苦するのもまた楽しい。
周回路では二匹の小型犬のリードを握った4歳か5歳ぐらいの少女が、突然走り出した犬たちに引っ張られ、足がもつれて転ばされてしまった。たまたまその様子をぼくは走りながら見ていて、犬が悪いよ、と思った。リードを離さなかった少女は立派だった。犬のリードは放してはいけない、といつも教えられていたのだろう。犬二匹は泣きだした少女の横に座って、さすがに済まなさそうな顔をしてうつむいていた。こういうところが犬はいい。後ろからのんびり追いついてきた母親も一匹の犬を連れていた。母親が来ると少女はいよいよ大泣きした。母親とともに来た犬もやはり少女に同情を寄せているようだった。
つぎの周にもういちど様子を見ると、少女は母親に抱っこされ、泣き止み、母親は三匹の犬のリードを一手に引き受けて帰っていった。その足腰の強さと、娘をなだめる技術に感心した。
夕飯は豚肉のそぼろと春菊を合わせた。肉を食べたのは10日ぶりぐらいではないか。肉を食べて身体が回復するならいくらでも食う所存である。味噌汁は今夜も玉子と生姜。

