太宰の前期に戻る、20250104

中期の太宰の読みやすい作品を気持ちよく読んで、これではいかん、安易なカタルシスに浸っていた、阿保が、と前期の実験的な作品に戻った。新潮文庫版だと『二十世紀旗手』あたりの作品群に太宰の本当の文学的苦悩が表れていると思うのだ。一般的に言ってもどうもそうらしい。人間的苦悩、ではなく文学的苦悩、というのがポイントか。

こんな具合だから、今回の太宰読書は時間がかかりそうだ。今日読み返した『狂言の神』は、よかった。だんだんわかってきた。

太宰入門に『富嶽百景』を推す考えに変わりはない。

それから『人間失格』の英語版を仕入れてみよう。いい考えだ。

昼のうちにたっぷり走った。多摩川を下って小田急線にぶつかって、思いつきで小田急沿線を探索することにした。高架に沿って成城まで行き、その住宅街の不気味な静けさに恐れをなし、たまらず北上、京王線沿線の仙川に脱出した。布田から多摩川に戻り、やっぱり丘の上より川べりだよね、などと納得して帰ってきた。正味25キロのランは15キロ過ぎから身体が軽くなっていい走りができた。月末のレースでも、このスロー・スタートの感覚を得たいのだ。キロ6分超から始めて最後はキロ4分半のペースで走った。平均ペースはキロ5分36秒。

「いまやってるから。目処立ってるから」
つひ小田急に誘はれて。
もう新月も何日か過ぎて、調子も上がってくるはず。そばには金星。