中期の太宰を読む、20250103

机に向かって過ごした。相変わらず太宰を読んでいる。破れかぶれな前期の作品群をなんとか通り抜けて、中期の作品群に差し掛かった。時代は日本が戦争の泥沼に突き進んでいくころだが、太宰は家庭を持ち、充実した創作活動に邁進する。それは吹っ切れた天才の仕事だ。たとえば『満願』『富嶽百景』『女生徒』『走れメロス』など。これらを読んだ。ひとりの人間としては死んだことにして、作家として作品のなかだけで真実に生きる、という心境らしい。どれもまさに絶妙な筆致だ。ただただ、すごい。たとえば初めに『人間失格』を読んで「なにこれ、暗いよ」と挫折した人も、『富嶽百景』だけは読むといい。1時間で読める短編だ。新潮文庫版だと作品集『走れメロス』に上記の4作品はすべて入っている。

ほかにこれと言ってなにもしていないから書くこともない。強いて言えば、ぼくの場合、新月の前後は眠い。

走らなかった。明日は長い距離を走りたい。今年の箱根駅伝は「山の名探偵」に夢中になった。

ねこかはゆしとおもふ。