連日、よく寝ている。というか、朝、起きられない。仕事はばっちり片付いているから、目覚ましもセットせずに寝ているのだが、目を覚ますと9時か10時になっている。いちおうは疲れていたのか、新月が近いせいか、わからない。まあ、たくさん寝るとすっきりする。
立川まで走って、電車で帰ってきた。立川駅の蝶ネクタイの結び目のような構造がたまらなく好きだ。つい引き寄せられる。
電車に揺られながら路線図を見上げて、少年時代のいくつもの鉄道の旅を思い出した。なにしろ、このJR東日本の東京近郊路線図はそのころからデザインが変わらない。けっこう詳しいルートを覚えているものだ。田舎に帰省する習慣がなかったから、冬休みなんかはわりに暇で、まさにこの時期は、朝から晩まで電車を乗り回したものだ。趣味は変わらないものだなあ。
ちょっと役立つことを。停車中の電車の中から、プラットフォームの自販機で飲み物を買う男を、なんとなく観察していた。男は飲み物のボタンを押すと、ポケットからスマホを取り出して、リーダーに近づけた。そして、スマホの上の「辺」をリーダーにあてたのだ。ぼくはいつもスマホ決済のときには、スマホの「背面」をリーダーにぺたっとあてていた。うそだろ、ほんの「一辺」を近づけるだけで、買えるかよ。ボトルがごとりと落ちた。買えた。男は紅茶花伝らしき青いボトルを取り上げた──。エンジニアか? と思った。これからは手首をへんに捻ったりして見苦しくスマホをタッチするのはやめようと思った。
ランニング用のスマート・ウォッチのガーミン曰く、ぼくのフルマラソンの能力の限界は3時間38分ほどらしい。自己ベストは3時間53分だから、理想条件下での限界値はたしかにそれくらいな気がする。来月のサブ3.5達成は高い目標だ。無理な目標と言ってもいいだろう。闘志が湧いてきた。それが大事。もうおれの勝ちだ。うぉーっ。
プーシキンと太宰治を精読して、幸せだ。



