六本木で仕事を終えて、夕方の大渋滞の246を二子玉川へ向かった。相当な運転好きのぼくでも滅入る。こんな混雑の中、無茶は見返りのないリスクだ。だがリスクをとる人は、ちゃんとリスクをとる。リスクテイカーよ、それリスクだぜ。褒めてないぜ。以上、自分への戒としよう。駒沢まで耐えて、そこからは駒沢通りを迂回した。こちらは快適。運転のコツのひとつは、好きな道を選ぶこと、である。
アミーガと合流して、なんのかんのと無駄足にコストをかけて時代に抗いつつ、本屋に寄った。先週読んだ町田康の『猫のエルは』があんまりよかったから、町田さんの猫シーリズを追加したかった。『猫のエルは』のなにがよかったって、そんなことまだ書けそうにない。もし気になる人は、買ってきて読んだ方が間違いなく早い。ほんとうによかった。140ページほどの薄い本です。講談社文庫です。
残念なことに猫シリーズは置いていなかったから、『くっすん大黒』と『宇治拾遺物語』を選んだ。前者はデビュー作で、後者は最近文庫化されたばかりの比較的新しい話題作、か? とにかく町田さんを読むのである。
冬の空はいい。

