東北・みやぎ復興マラソンの翌日、浪江町にて、20241104

東京へ帰る。11時のチェックアウトまで宿でゆっくり過ごした。

とくにあてはないが、まずはコーヒー。仙台東インター近くの「FLATWHITE COFFEE FACTORY」という店に入った。豆にこだわっている店らしく、ブレンドコーヒーはとても美味かった。しかしよくあるフードコートと同様の商品受け渡しシステムが落ち着かない。あのアラームが鳴る端末は唐突だし、ボリュームが大きすぎる。いつ鳴るのかわからないアラームなんて怖いに決まっている。それは災害警報と同じ類のものだ。自分で時間をセットする目覚まし時計などとはまったく異なる。

テイクアウトでもう一杯、シングルでも買ってから帰ろうかと思ったが、注文口には昼どきの客の列ができていて断念。

仙台東インターから高速に入って、南へ1時間半ほどの浪江インターで降りた。閑散としている浪江駅周辺の町並みを見てから、国道6号線沿いの「道の駅なみえ」へ。ここは食品売り場、土産物屋、食堂、ベーカリー、無印良品などが揃っている。広場では大道芸人が客を集めていたり、いつ来ても活気がある。町役場、郵便局、診療所、イオンのスーパーなどもこの周辺に集まっており、ここが町の中心という感じ。買い物は人を元気にするというが、たしかにその通りなのだろう。実際、ここでの買い物は楽しい。町の復興にはこんな場所が必要だ。

米と白菜とイナダの味噌漬けを買った。どれも浪江町産。昼食はベーカリーでパンを選んだ。本日2杯目のコーヒーも調達。イベントスペースで開かれていた菅野千代子さんの写真展「仮設住宅の暮らし」も拝見した。どれもとても素敵なスナップ・ショットだった。

「道の駅なみえ」
シュークリーム、焼きそばパン、あんこクロワッサン、コーヒー。手軽に昼食を済ませようと、そう期待もせずに食べたのだが、どれもとても美味かった。また食べに来たい。

そこから海岸線へまっすぐ出ると請戸地区。昨年訪ねた請戸小学校を、今年は遠くから眺めた。そうすることで小学校の周りに当然あったはずのかつての暮らしを想像できる。

請戸小学校とその周辺。画面奥が海岸線。
反対に視線を移すとこう。震災の日の生徒たちはこの小高い丘まで逃げて助かった。けっこう遠い。

福島第一原発に最接近して、各交差点のバリケードを横目に国道6号線を南下した。大野駅周辺の様子を見て、大熊インターから常磐道に入って東京方面へ。日も傾き始めた。

このまま走っても三連休最終日の渋滞に突入するだけだから、日立のあたりで高速を降りて、天体鑑賞をして過ごした。金星と、沈む間際の二日目の月を眺めた。

画面中央やや右が月、画面上が金星。一瞬あとには月は雲に隠れてしまった。なんとか間に合った。
日立市街の夜景。東横インの青いネオンが目立つ。
海岸で波打ち際を高感度で激写。星は思ったほど見えなかった。街の光が明るすぎた。

自宅に着いたのは21時半。それから米を炊いて、請戸漁港のイナダの味噌漬けを焼いた。マラソン翌日の体は米がすすむ。二合ほど食べた。家はいいなあ。猫がかわいい。