昨日とは打って変わって、朝から快晴。よかった。それによく寝た。バナナ1本と小さいドーナツ8個を朝食に食べて8時に宿を出た。スタート地点であるイーグルスの球場のあたりまでは歩いて30分ほど。この道のりをジョグも交えながら体を暖める。荷物を預けて8時50分にBブロックに入った。スタートラインが100メートルほど前方に見える。初マラソンだった昨年はうしろから2番目のKブロックだったから景色が違う。
9時10分にスタート。集団の混乱も1キロ地点になると落ち着いた。昨年は混乱を抜け出すのに10キロ、そこからサブ4の集団に追いつくために20キロを飛ばした。今回はキロ5分20秒ペースで30キロ過ぎまで淡々と走れた。レース序盤、すぐうしろにサブ4のペースメーカーが二人いた。彼らが従えるのは大集団であった。それに飲み込まれないことと、Bブロックのランナーから脱落しないことがこのレースのミッションだとすぐに悟った。
なにしろ走りやすかった。周りにいるのはタイムを目指しているランナーばかりだ。昨年は完走を目指すランナーのなかでもがいていた。そこにはグループ連れや、コスプレランナーも多かった。前の集団になると、みな似たような体付きと装備で、ひたすらに走っている。そんなことからランニング・エコノミーの単純さについて考えるのは愉快だった。
海岸線や、阿武隈高地ならびに奥羽山脈の山々の景色を楽しみながら走れた。中盤までは山からの追い風も味方した。
32キロ地点を過ぎて、ここからが本番だと気持ちを入れ替えた。いつも多摩川などを10キロ走るように、トレーニングのつもりで走った。34キロ地点から先は向かい風もあってペースが落ちた。それでもキロ6分ペースを下回ることはなかったからよしとしよう。なりより一度も歩かなかったことが達成だ。最後のコーナーからゴールまでの200メートルはダッシュで駆け抜けた。
タイムは3時間53分27秒。一年越しの目標達成だ。一年もかかってしまった。とても気持ちがいい。今年も、やはり沿道からの声援に勇気づけられた。暖かい声に、こちらはつい笑顔になって、むくむくと力が湧いてくるから面白い。それに各所のエイドステーションのボランティアの方々にも感謝だ。ほんのいくつかの大会しか知らないが、この大会のエイドステーションはとても使いやすい。遠くからの視認性がいいし、走りながら受け取りやすい。細かいところに気が利いている。そしてこのボランティアの方々も熱心に声援を送ってくださる。本当にいい大会だ。
昨年はゴール後に飲食店ブースを覗く元気もなく、すぐにシャトルバスに乗って帰った。今年は運動後の体にタンパク質でも与えようかと思い立ち、牛タン串なんかを買って食べた。デザートにアイスを食べていると、どこの屋台もたちまち行列が伸びてきた。30分遅くゴールしていたら並ぼうとはしなかったにちがいない。タイムがいいと、得をするものだ。といっても速報順位で1760位だから威張れるほどでもない。昨年が3010位だったから、まずまずの進歩、ということにしておこう。
宿に帰って、仙台の駅ビルで買ってきた弁当のカツ丼を食べて風呂に入った。水風呂にも浸かった。日本シリーズはやはり駅ビルで買ってきた寿司を食べながら見た。いくらでも食べられる。ベイスターズ、よく打った。おめでとう。野球のあとで、F1のブラジルGPのセッションを見逃し配信で追いかけた。F1の結果を知りたくなかったからネットを見ていなかったのだが、なんと波乱の週末か。0時過ぎからの決勝レースはリアルタイムで見た。なんだかスポーツに忙しい日曜日だ。
宮城県のみなさま、ありがとうございました。
