代々木公園の近くで台湾料理を食べた夜に、20241022

表参道で夕方に撮影を終えてから、車のなかで猛烈に仕事を片付けた。肩の荷が下りた、とはまさにこのことだった。少なくとも今夜のところは、背負っているものがなにもなかった。それで打ち解けた気分になって、美味いものでも食べてから帰ることにした。19時の千駄ヶ谷だった。Dを誘い出して、10分後にはNHKの裏で落ち合った。

彼の勧める代々木公園のそばの台湾料理の店に入った。もう十年来の付き合いになるDが美食家だということを、先月まで知らなかった。ぼくも一応は美食家だとは思うのだが、飲食店選びとなると失敗も多い。たいていは不精な性格が災いするのだ。Dは日頃から情報収集にも抜かりはなさそうだ。ぼくも最近は、気に入った飲食店をグーグル・マップに保存するようにしている。今夜の店も保存した。賑やかな食堂で、大きな円卓を相席で囲むのがよかった。一人でばかり食べていては、だめなのである。

あのパンデミックは、個人の生活様式に少なからぬショックを残していったのであろう。ぼくの場合は、穴熊暮らしの自己肯定がそれだ。パンデミックの前は、外で元気に酔いつぶれていた。とつぜんの内省の時間を経て、ここのところ、といっても一年ぐらいの時間をかけてだが、外と内を自由に行き来する方法を身につけつつある、と感じている。外と内では、それぞれ異なる言語が用いられていて、それを使い分けられるということが、歳をとるということなのかもしれない。

深夜、とんでもない音楽に出会って、4時間も聴いた。朝になってしまった。このことについてはいつか改めて。

そうだよな、猫。