青木さんの最後の試合、20241002

青木さんの野球選手としての最後の試合を神宮球場で見て、ぼくにとっても、なにかが終わってしまったようだ。

引退試合、とは言いたくない。試合は試合であって、セレモニーはセレモニーだ。ぼくはこのスポーツを愛するものだ。

しばらくは、神宮球場で野球をみることもないだろう。満員の野球場で野球を見るという行為が今夜決定的にぼくから離れてしまった。歳を重ねて、肉体も精神も変われば、そういうことだってある。青木さんと一緒に引退できるなら本望である。それに神宮球場だってそのうち取り壊される。

スポーツの話をしよう。

前半はスワローズの試合だった。後半はカープの試合だった。5対3で勝ったが、勝った心地がしない。スポーツとして見れば、訳のわからない継投だった。なぜケージを降ろしたのか、大西や木澤や田口はなぜ投げなかったのか──。この試合を本気で取りにきたカープとは対照的な継投だった。

先発投手の調子がこちらのほうがよかった。相手はソロホームランで、こちらはスリーランホームランだった。それで勝った。

青木さんは4回打席に立って、ヒットを2本打った。相手が手加減しているとは思わないが、内角に厳しくは投げられないだろう。それでは投手のほうは分がわるい。青木さんほどの大打者なのだ。

安打数で現在リーグ・トップの長岡は今日も2本打った。これで3試合連続の2安打。自身初の打撃タイトル獲得に向けてすこしはプレッシャーもあるはずだが、とてもプレイに集中しているように見える。守備もよかった。本当に頼もしい。

今日の得点は青木さんと長岡とサンタナとオスナとケージで取った。ケージは打者としても素晴らしい働きだった。フィールディングも見事。投げて打って守っての大活躍だった。

試合後、セレモニーでの青木さんの言葉に胸を打たれた。具体的には、ちょっと思い出せない。家族のことだったかな。そうだ、家族のことだ。明日、サンスポで振り返ろう。やっぱりぼくはこの選手のことが好きだった。

2024年10月2日の青木さん