青木さんの母校でカントを学ぶ秋の夜、20240930

夜は早稲田大学のオープンカレッジの哲学史講座を受講した。今夜が初回で、これから週に一度、全10回通う。

「ずいぶんはずれにクルマ停めちゃったなあ」などとぶつぶつ言いながら校内を彷徨って、地図を見たら、なんてことはない、クルマを停めたすぐ脇が教室のある建物だった。広い大学だ。ぐるりと散歩して戻った。秋の夜の風が気持ちよかった。

講義までの1時間ほどをやり過ごした。そこかしこに自習に適した机と椅子が揃っているのだが、快適すぎてなんとなく持て余す。まあ、勉強するための場所なのだ。遠慮はいらないはず。そのうちに慣れるだろう。いってみれば、ぼくは20年遅れの大学ビギナーである。我ながらこの遠回り癖には呆れる。

そうだ、ここは青木さんの母校だ、とふと思う。NとKくんもここの出身だ。なるほど、悪くない。天才打者とアミーガとアミーゴの後輩気分をひとしきり味わった。紺碧の空の歌詞も調べた。彼らは気分が昂まるとつい歌うのだったか。

講義はカントまでの哲学史の概観とカントについて。というのもこれは後期講座で、春から行われていた前期講座では古代・中世の哲学史がすでに教えられて、この後期講座ではカント以降の近代哲学史が扱われるのだ。いやはや、ぼくにとっては簡単な講義ではなかったけど、ほどよい負荷だとは思う。頭が熱くなった。

クラスメイトは25人くらいか。この中だとぼくはどちらかというと若い方らしい。性別は半々。講師はなかなか厳しそうだ。怒られやしないかと少々構えた。

総じて、これはいい経験になりそうだという感覚を得た。この後期はもう一つ講座をとってある。それも始まると週に2回の通学となるが、まずは小手調べ、いわば体験入学ぐらいに位置付けている。春からは本格的に通って、2年続けられるといい。そしていまから2年半後の3月にめでたく40歳になるという算段だ。計算あってるかしら。

頭と筋肉がいよいよホットになっている。頑張りすぎではないかと、人から心配され始めている。気をつけます。