川崎市平和館「沖縄戦と戦後の米国統治」、20240815

10時、上野毛で散髪。二子玉川にあった店舗は道路拡張工事かなんかで隣り町に移ったのだ。検診に散髪とメンテナンスのお盆。なかなか気分がいい。

その足で川崎市平和館を訪ねた。今日が8月15日というのはたまたま。先週見きれなかった企画展が目当てだ。タイトルは「沖縄戦と戦後の米国統治」。沖縄戦以来、沖縄の人たちが不当に押しつけられてきた物事を学べる。とくに沖縄戦に関する写真と絵が為になる。

写真は沖縄戦の最中にアメリカ側が残したもの。沖縄の海岸を丘の上から見下ろすように撮った写真は、アメリカの艦船と物資の圧倒的な量が一目でわかる。いまよりよっぽど情報の少ない80年前のこと。ましてや戦時中の情報統制下だ。あれを目の当たりにした沖縄の人々の絶望はどれほどだったか。外国が自分たちの日常に乗り込んでくるというのはどういうことか、集団自決に追い込まれるというのはどういうことか。

絵の方は戦争を生き抜いた沖縄の住民があとになって描いたものだ。画家が描いた作品ではない。だがどれも、見るものに働きかける強い力がある。それぞれに作者によるキャプションが添えられている。印象に残った金城智恵子さん(当時23歳)の言葉を書き写す。「川を渡るとき、心は固くなり他の人を思いやる余裕はなかった。戦争は人間から人間らしさを奪う。絶対にやるべきではない」。金城さんは幼い我が子を頭の上に抱え上げ渡渉した。そこにあるべき橋は日本軍がすでに壊したあとだった。集団自決の場面を描いた作品もあった。洞窟の中で泣く赤ん坊を抱え、周りから泣き止ませろと凄まれる母を描いた絵も凄まじかった。アメリカ兵より日本人のほうが怖かったと、そんな証言もあった。終戦の日の今日、悲劇がいっそう深く胸に刻まれた。本当にいい施設だ。


生田緑地の喫茶店でぼんやりと考え事をして夕方まで過ごした。こんな時間が必要だったのかもしれない。そのあとで園内の枡形山展望台に登って眺望を楽しんだ。

今日は雲の変化がよかった。戦争はだめだ。憲法改正はだめだ。