初めてのバリウム検査の記録、20240813

今週は休みという人も多いか。下り線の渋滞情報がそれを物語っている。ぼくは今日から営業している。朝のうちに健康診断を終え、バリウム検査後の腹痛と戦いながら、週末のあいだに届いていたメールやチャットに返信をした。ぼくは週明けの仕事の雰囲気がわりに好きだ。それはたぶん幸せなことだと思う。

それにしてもバリウム検査だ。これ、初めてやった。なかなかの難件だとは聞いていたが、ある年齢になればだれもがやることだ。そう大したことでもないだろうと、高を括っていた。それが受け付けで同意書へのサインを求められて趣きが変わりはじめた。いざ検査室に入って説明を聞いたところで何をされるかわからないのも不安を掻き立てた。そして未知の物体を体内に取り入れる一口目だって怖い。「だめだったら吐いちゃってください。間に合わなかったら床でいいですから。変なとこに飲み込んじゃうとまずいんで」なんて言われるとさらに怖い。そうは言われても緊急時にちゃんと大胆な行動をとれるだろうか、などと考える。それでも仕方がないからなんとか発泡剤とバリウムを飲み干し(量には驚いたが、まずくはなかった)、げっぷを我慢し(ほんのちょっとしちゃったんだけど大丈夫だったのか)、別室から指示を出すサディスティックなオペレーターに従い(判断力を試される)、そして運動能力によって重力に逆らう(体重は軽いし、体幹には自信がある)。はたして、胃を見られているのか、危機的状況下における順応性を試されているのか……ちょっとわからなくなる。ぐるぐると機械に回され、自らもごろごろと寝返りを繰り返しながら、宇宙飛行士の適性検査を想像した。すくなくともぼくは、あらんかぎりの体力と知力と勇気をふり絞った。それで一応は終わったらしい。つらいのは検査後に長く続く腹部の張りと痛みだった。あれだけの量の異物が上から下へと体内を通れば相応の副反応はある。あえて好意的に受け止めれば人体の神秘を感じる。しかしバリウム検査より内視鏡で見たほうがいいとも聞くし、これは考えものかもしれない。いずれにしても毎年のお盆時期の健康診断を習慣としよう。ここ数年はコロナ禍もあって、いろいろなことが億劫で、検査を受けなかった。自慢じゃないが猫の通院の方が多かった。

「午後は何して過ごそうか」と熟思する猫。