「夜の秋」と「鶴瓶落し」、20240803

昼過ぎから机に向かって仕事をして、結局深夜の1時ごろになってしまった。今日は妙に集中していた。と言っても途中で食事をしたりナイターを見たりはしている。日が暮れてから、4キロを軽く走った。まさに気分転換といった感じだった。昨夜のロング走でがちがちに固まった全身がほぐれていくのが気持ちいい。ジョグの途中でボールペンの替え芯を買って帰った。セミの声に混じって、草むらから虫の音(ね)が聞こえてきた。「秋の日は釣瓶落し」というように、これからはいよいよ日暮が日毎に早まっていく。これは地球の公転軌道が楕円形だからであって、あくまでも科学の話し。実際に日没時刻が加速度的に早まるのだ。文学の話ではない。夏休みの自由研究のテーマにはいいかもしれない。地球環境が悪化して季節の変化が劇的にはなっていると感じるが、太陽と地球との位置関係は変わらない。だから二十四節気は当てになる。秋の気配はある。昨夜は23時ごろセミの脱皮を観察した。今夜は19時ごろだったから、土から這い上がってきたばかりのところを見られないかと木の根元を探したが見つからなかった。メガネを外して走ったのが失敗だったかもしれない。自宅に帰って早速ボールペンを解体したら、取り出した空の芯は買ってきた替え芯と明らかに形が違った。一目で違いがわかった。さすがに気が狂って机をひっくり返そうかと思ったが、机の上は散らかっているし集合住宅だし猫もいるし、ため息ひとつついて冷静になった。すぐにアマゾンで正しい替え芯を注文した。ナスの炒め物を味噌ダレに絡めたのが美味かった。総じてよい土曜日。

「夜の秋」という晩夏の季語がある。これは夏の夜に秋の訪れを感じることをあらわす。ちなみに「釣瓶落し」は秋の季語だ。一つ句を選ぼう。

卓に組む十指もの言ふ夜の秋 岡本眸(おかもと・ひとみ)

猫、これは愛の権化かなにかでしょうな。