池澤夏樹講演「ロビンソン・クルーソーの子供たち」、夏の夜の28キロ走、丹下健三とセミの脱皮、20240802

有楽町・よみうりホールで日本近代文学館主催の池澤夏樹の講演を聴いた。テーマは「ロビンソン・クルーソーの子供たち」。近代小説の始まりともいわれるこの小説になにが描かれ、時代によってどのように読まれ方が変化してきたのかを、1時間かけて、ゆっくりと話された。桃太郎との共通性、レヴィ・ストロースの時代のフランス人の読み方など、とても興味深い論考だった。

会場で会った後輩とクリスピー・クリーム・ドーナツでお茶をしながら講演を振り返り、近況を報告しあった。

帰りは走って帰った。ドーナツはそのためのエネルギー補給だった。新橋に寄って、1時間ほど丹下健三設計の静岡新聞・静岡放送東京支社ビル(1967年竣工)を眺めて、日が暮れた。気温はあまり下がらなかった。溜池から六本木通りに入って三軒茶屋のあたりまではアップ・ダウンが連続してかなりチャレンジングなコース。つらいが、地理的な面白さと走り甲斐がある。東京らしい夜景も悪くはない。金曜の夜を帰宅ランに充てる人もちらほらいて、彼らとのデッド・ヒートを楽しんだ。三軒茶屋からは世田谷通りを多摩川まで一直線に下る。最後は三沢川沿いの緑地帯でセミの脱皮を観察することができた。約28キロ、約3時間のLSD。いいトレーニングができたという実感がある。

静岡新聞・静岡放送東京支社ビル 上部
静岡新聞・静岡放送東京支社ビル 下部
静岡新聞・静岡放送東京支社ビル 全部

以下、セミの脱皮。苦手な人はお控えください。

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