
18時から大井町で行われた蓮舫さんの街頭演説を聞きに行った。雨は強かったが会場は熱気に包まれていた。
今回の都知事選の大前提は現職に続けさせてはいけない、ということだ。7月7日の投開票日に悔いることのないように、できるだけのことをしたい。必要なのは高い投票率。旧民主党が政権交代を実現した2009年の衆院選の投票率が69%。これが50%付近まで落ち込むと自民党が楽に勝てるということは過去のデータでも明らかだ。なぜなら自民党は組織票のうえに成り立っている政党だから。世の組織票がすべて悪ではないが、その組織票の中身がカルト宗教によるバックアップだからまずい。カルト宗教の票は、一人一人の意思の集約による民意ではないからだ。教祖の指示に信徒は盲目的に従う。ということは一人の教祖が多くの票を持っていることになるのが問題。そして教祖と政治家が癒着する。そんな政治家たちにこれ以上好き勝手をやらせるわけにはいかない。
必要なのは、とにかく、高い投票率。そうすると無党派層の票が悪い組織票の効果を薄めてくれる。それでようやく蓮舫さんや、石丸さんや、田母神さんなどが現職と勝負できる状態になる。前回2020年の都知事選は投票率が55%で、小池さんの得票率は59.7%だった。投票率が高まれば、この得票率は確実に下がる。当たり前の話だが、59.7%の票を獲得すれば絶対に負けない。過半数を取っているから。投票率が上がって、その結果、小池さんの得票率を40%未満に抑えてようやく対立候補に勝機が生まれるというところだろう。
今日、こうして政治の現場に来てみて、選挙で勝つのは大変なことだと肌で感じる。蓮舫さんの支持者、たまたま通りかかって足をとめた人、迷惑そうな顔で通りすぎる人、そもそも関心のなさそうな人……、それら道行く人たちを眺めながら、仮に当選ラインが得票率40%だとして、なんて厳しい戦いだろうと思わざるを得ない。YouTubeで人気の石丸さんも票を集めそうだ。だが、どれだけネットで人気でも議会運営にはあまり役に立たないだろう。その点、ぼくは蓮舫さんの政治家としての能力に期待している。それに蓮舫さんを援護する野党連合の同僚たちも本当に心強い。蓮舫さんが同僚にいかに慕わているかは、今回の選挙戦をみていると伝わってくる。小池さんは側近に告発されて大変そうだ。
それにしても、民主主義の選挙制度というのは楽しい。今回の都知事選の熱狂に立ち会えているというのは、本当にありがたいことだろう。民主主義があって当たり前と思わない方がいい。