一人街宣はすごい、20240626

新聞もテレビも都知事選の報道にはあまり熱心ではないようだ。一方でSNSを見れば「一人街宣(ひとり街宣)」なる個人レベルの政治活動が盛んに行われていることがわかる。これは現杉並区長の岸本さんが初当選を果たした2年前の杉並区長選で話題になった手法だ。杉並区ではその選挙期間中、岸本さんを支援する区民が連日駅前に立ってプラカードを掲げ政治への関心を誘った。そして岸本さんは187票差で選ばれた。それが今回の都知事選では東京のあらゆる地域に広がっているようだ。岸本区長自身も今回の都知事選投票率77%を訴える「一人街宣」を杉並区内の各駅前でやっておられる。マスは待っていても動かないなら、個人が一歩づつやるしかない。そんな動きが目立ち始めている。いまこの国の民主主義はようやくそういうフェーズにあるのだろう。日本は資本主義のうえでは経済大国になったから、つい先進国だと思いがちだが、民主主義に関しては明らかに途上国である。いままで政治活動にそれほど熱心ではなかった自分のことを振り返ると反省しかないが、もうこれ以上無関心でいることはできない。

とはいえ駅前でプラカードを掲げるのはちょっとハードルが高い。それはたしかにそうで、だからこそやってらっしゃるかたがたはすごい。そんな活動を町で見かけたら視線を送って連帯を示すだけでもいいだろう。応援しよう。政治とは関心をもつことが大事だ。政治家は広い世界や未来や弱者に関心を向けるべきだし、市民はそんな政治家に関心を持つべきだ。もちろん政治自体を考えてもいい。とにかくなにもしない、なにも思わないのがよろしくない。政治家なんてのはいい奴そうか、悪い奴そうか、それだけを見たっていい。

マスメディアはこう言うだろう。都知事選とは東京都のことであって、全国のことではない。我々は東京都に偏って報道するわけにはいかないじゃないか、と。そんな詭弁に騙されてはいけない。東京の知事選びが国全体の政治に無関係なわけがないのだから。もう屁理屈はたくさんだ。

スワローズについて言えることはない。明日こそは勝つ。