毎日こうして放言していると、嬉しいこともある。何かというと、しばらく会っていない友が連絡をくれたりする。
先日、多摩動物公園でモグラを見てきた。「モグラは日に当たると死ぬ」という迷信に対して、動物園側の見解は「そんなわけはない。地上ではあまり器用に動き回れないから外的に襲われることが多いだけで、土の中でも死ぬときは死ぬ」というものだった。これには笑った。そりゃそうだ。ぼくらが土の中を知らないだけなのだ。
ぼくは長いあいだモグラのように暮らしてきたと思う。朝まで飲んでは夕方まで眠っていたし、ひとにやたらと威嚇しては逃げ回っていた。モグラ的な時間も、それは必要ではあったのだろうが、いまはそれなりに明るいところを歩いている。あの頃はひとに迷惑ばかりかけた。それについては少々すまない。とにかく、友から連絡がくれば、素直に嬉しいと思う。
いまや明るいところを歩く元モグラ、今日なんかは、機材も少なかったから電車で渋谷まで行った。正確には神泉で降りて渋谷まで歩いた。このルートは渋谷の人混みはどうもうまくいかないと感じている井の頭線ユーザーにはおすすめだ。
電車のなにがいいって移動しながら本が読めるし、駅からは写真を撮りながら歩ける。要は新しいカメラを使いたかった。それで文化村の脇を抜けて、パルコの前の坂を登って、代々木競技場をぐるっと周った。











散歩と仕事を終えて、日が暮れたあとの風が心地よかった。子どもの頃の夏の晩ってこんなだったよな、と思って天気アプリを開いてみると、だいたい気温は23度ぐらいらしかった。一晩中25度より下がらないと熱帯夜だから、やはりこれくらいの気温が日本で育った人間には夏の宵という感じがする。もう二週間もすると夏至になるが、その後にやってくるのは、もはや別の季節だろう。夏らしい楽しみはいまやっておくとよい。
今日のナイト・ゲームは悔しかった。とても悔しい。どうしても水曜と木曜を勝ちたい。試合の前にはムーチョが抹消になり、高卒ルーキーの鈴木叶が登録された。つい先日ファーム球場で見て印象に残った18歳の捕手なのだが、正捕手のムーチョが故障とあっては素直には喜べない。だが鈴木くんにはいい経験にしてほしい。そして2軍には橋本星哉ひとりが最後の捕手として残った。ああ、悔しい。
キャッチャーいないんじゃない? (キャッチャー・イン・ザ・ライ)
