クラシックカフェというラジオ番組、20240513

NHK FM の「クラシックカフェ」が終わったことを確信したのは5月1日の水曜日の運転中のことだった。場所は早稲田通りの西荻付近。「なんか最近巡り合わないな、そんなわけないよな、まさか3月で番組が終わったなんて」。うすうす感じてはいたが、現実を受け止めたくなくて、気のせいにしていた。

今日も「クラシックカフェ」の後継番組である「クラシックの庭」を聴きながら、雨の中を都心まで向かった。貞平麻衣子も吉田愛梨も、「庭」には出演していない。新しい番組が悪いとは言わないが、ぼくは「カフェ」のさっぱりとした雰囲気がとても好きだった。だから寂しい。

Googleで「クラシックカフェ」と検索した。わかってはいたが、やはり番組は3月で終わっていた。リニューアルして「クラシックの庭」になったと、番組公式サイトに書いてある。なぜ、3月の末に気がつかなかったのだろうと思ってカレンダーを見返すと、その頃はF1旅行を翌週に控え、猛烈に仕事をしていた。たまたま案件も多かったし、年度末に特有の忙しさもあったらしい。

月曜から木曜の午後2時の放送に加え、火曜から金曜の午前8時の再放送があったから、仕事に行くときはたいてい聴いた。個人的には一番好きなラジオ番組だった。番組の構成はとてもシンプル。隔週でナビゲーターを務める貞平麻衣子と吉田愛梨が曲を紹介して、曲が流れる、曲が終わると短い所感が二人の口から語られる、次の曲へ移る。だいたいこんな感じだったと思う。選曲もさることながら、貞平麻衣子の生き生きとした語り口が好きだった。(吉田愛梨は少々落ち着いた雰囲気で、それはまたよかった)

大袈裟だと言われるかもしれないが、もう一度、どうしても聴きたい。終わったことは仕方がないが、もう一度だけ聴ければそれでいい。喪失感はいよいよ募る。

ぼくはラジオ番組に投書しない(新聞にもしない)。寡黙なリスナーにはちがいない。やはりそういう姿勢がよくないだろうか。投書のことをもうすこし意識してみようと思う。