そして月曜日。
7時ごろ起きて窓から空港を見ると、もうそこにマックス・フェルスタッペンのプライベート・ジェットはなかった。レース後、まだ明るいうちにヘリコプターでサーキットを離れた王者一行は、昨夜のうちに羽田へ飛び立ったというネット情報。
11時にチェック・アウトして、空港の敷地内の「フライト・オブ・ドリームズ」に寄った。そこには飛行試験機としての役目を終えたボーイング787の初号機が展示されてある。間近に見る本物の787が、鈴鹿で夢のような時間を過ごしたぼくを今日も興奮させる。これはいい施設だ。格納庫を模した四角い建物の回廊にはスターバックスが入っていて、カウンター席でコーヒーを飲みながら787を見下ろすこともできる。いまのところ、来年もこのセントレアを拠点に祭りに参加するつもりだ。欠点が見つからない。
12時半に帰路に就いた。
しばらく走ったところで、アルピーヌF1チームの航空コンテナを積んだトラックとすれ違った。セントレアに向かうのだ。ああ、寂しい。
往路は新東名で来たから、復路は東名で帰ることにした。走っていて楽しいのは東名だし、それにいまや東名の交通量は少なくて快適でもある。浜名湖サービスエリアで三ヶ日ソフトクリームを食べながら花と湖を眺めた。トラブルもなく快調に進んで足柄で2回目のピットストップ。ここまで来るともう生活圏内という実感。18時に家に着いた。
4日ぶりに会う猫は元気そう。再会して15分ほどは不機嫌な様子だったが、すぐに甘えてきた。きっとH君は優しかっただろう。なにも心配はしていなかった。僕はまた旅に出るよ。


