ここ何日か、クルマで道を行けばあちらこちらに白い花がきれいに咲いているのが目に留まる。辛夷かハクモクレンかどちらかには違いないのだが、わざわざクルマを停めて確認するまでには至らない。少々、気忙しい春を過ごしている。だからと言って花を見る余裕がないのはよろしくない。
例年、僕はこの辛夷ないしはハクモクレンが咲き出すと、あっという間に季節が進んでいくものだと感じる。じきにソメイヨシノが咲いて散れば、シモクレンが咲き出すだろうし、そうなるともう初夏は近い。すでに春分は過ぎて、夜より昼の時間が長くなった。春の季語で言えば「日永」を確かに感じるわけだ。
35歳を迎えてから取り組んでいる、とても個人的な「五カ年計画」は、いよいよ3年目に入る。不惑までの5年間を「真剣にがんばりなさい」という心持ちで、いい具合に2年間はやってきた。まだ折り返してもいないと思えば、たっぷりと時間があるようにも感じる。とはいえ、今までをひどく不真面目にやってきたのだから、ここで手を抜いたら元の木阿弥である。それはとても恐ろしい。
