9時に神岡町に着いた。長野道の塩尻で降りて、上高地の脇を抜けて北アルプスの向こう側へ出た。ここから富山市街までは1時間ほど。思っていたより近い。
成り行き任せの旅である。朝食のために寄った道の駅「スカイドーム神岡」には、スーパーカミオカンデの資料館が併設されていた。資料館はちょうど開いたところだった。一番目の客として入る。展開が出来すぎている。
道の駅のベーカリーでサンドイッチを買って、大阪マラソンの中継を見ながら食べた。そのテレビの脇にヘルスメーターが置いてあったから、100円を入れて測った。野菜不足を指摘された。スマート・ウォッチとヘルスメーターの心拍数がぴたりと一致していたのは愉快。
山の最後のパートを下りて、富山市街に着いた。そうそう、路面電車が走っているのだ。
13時に駅前の宿について、クルマを機械式の駐車場に入れた。荷物はフロントに預けて、チェックインまでの2時間、路面電車に乗ってどこかへ行くことにした。
富山駅から南行きの電車に乗った。電車を待つ間に決めた行き先は富山市科学博物館。唸りをあげるモーターと大きな横揺れ。路面電車の感覚だ。電停を7つか8つぶんほど味わった。ちなみに乗車方法は、車両中央から乗って、前から降りるときにスイカをタッチすればよし。料金は一律で、一回あたり約200円だ。僕は事前の知識なく飛び乗ったから、少々どきどきしたが、周りの客に倣ってやりすごした。
この科学博物館ではプラネタリウムのプログラムを見た。タイトルは『まだ見ぬ宇宙へ』。なかなか面白い番組だったし、映像も見事なのだが、上映開始前の係員のアナウンスの最中に居眠りをしてしまったらしく、45分の番組の冒頭の15分を見逃した。旅の最中にもう一度訪れようかと思っている。
路面電車に乗って駅前に帰った。街の作りも掴めた。繁華街の中心は富山の駅前ではなく、南にすこし離れた中町あたりのアーケード街にありそうだ。
15時にチェックインして、3泊の生活環境を整えた。そして寝た。疲れていたらしい。
20時前に街に繰り出した。今夜は繁華街へは行かず、駅ビルで済ますことにした。ところが、飲食店は20時半ラストオーダーの店が多く、ほとんど選択肢がなかった。大盛りのキャベツに惹かれてとんかつ定食とした。
食後にスターバックスに入った。デカフェのラテを注文して閉店の22時まで本を読んで過ごした。店内には2人組の客が何組かいた。8人掛けの大きなテーブルには僕一人しか座っていなかった。静かな夜だ。悪くない。





