自宅から少し離れた駐車場まで歩く途中、農家の庭から道に迫り出した紅梅の下を通る。この季節の朝にはメジロの群れが枝を飛び交っていて思わず足をとめる。今日も日中は二ヶ月先の暑さになるというが、朝は初春の雰囲気が気持ちいい。早く細かい仕事を片付けて双眼鏡を片手に山を歩きたいが、いまはもう少しの辛抱だ。
夕方から経理の書類をすこし整理して、税理士事務所にメールで送った。当座の宿題は手を離れた。
夜は丘の上の周回路へ。アップダウンの10キロを5分31秒ペース。最後の2キロは負荷をあげた。そろそろ平坦路でのトレーニングに切り替えてレース本番に備えなければ。
アン・モロー・リンドバーグの『翼よ、北へ』を読み終えた。空の冒険譚かと思って読んだら、決してそれだけではなく、行く先々でのその土地の生活がするどい観察眼で描かれている。それでも最後には、空を飛ぶとはどういうことなのかが、とても叙情的なタッチで語られ本は終わる。今度飛行機に乗るときは、そういう感じ方をもって地表を見てみようと思わされた。なかなかうっとりする文章だ。
さて次はジョージ・オーウェルの『パリ・ロンドン放浪記』を手に取った。これは友人が勧めてくれた。そうか、オーウェルのルポルタージュはいままで読んでこなかった。盲点だった。気づかせてくれた友に感謝である。彼女は永井荷風と司馬遼太郎も勧めてくれた。どれもこれから読むのが楽しみだ。


