9時に宿を出て、雨の中を富津岬へ。幼少期によく遊んだ公園で海を眺めてから祖母が独りで暮らす家へ向かった。
丘の上の懐かしい家に着くと、大量の手料理が用意されていた。これは予想されたこと。ありがたく頂く。手羽の唐揚げ、なにかの魚のカマの塩焼き、大根のおしんこ、茹でた蟹、などなど。日本酒を飲めたらどれだけよかっただろう。祖母が元気なうちに、この味を覚えておかないといけない。僕が知るなかでは一番の料理人なのだから。
「去年はあんたが来ると思って、星のマークのビールを買っておいたのにさ」と恨み節を言われた。サッポロビールのことだ。ばあちゃん、ごめんよ、さすがに反省する。近いうちに、日本酒を持参してまた来る。
13時に帰路に就いた。もう一度、富津岬で海を眺めて、袖ヶ浦からアクアラインを渡った。15時に帰宅。
猫のご飯のストックがなかった。自分の家のことが後手に回っているのは仕方がない。大晦日の夕方にスーパーへ行くなんてぞっとしないが、クルマを出した。
夜は、TBSの野球特番を見ながら食事をした。TBSよ、その手があったか。毎年野球で年を越そうじゃないか。
ベッドの中で年明けの花火の音を聞いた。それなりに驚いた。




