クロスカントリー・スキーのこと、『マイ・バッハ 不屈のピアニスト』、20231201

ちょうど日没の時間、丘の上の周回路を走る。今日は1時間の時間走トレーニング。走行距離は約10キロになった。ペースは5分45秒。アップダウンのコースにしては悪くない距離だろう。平地で1時間走って距離がどれだけ伸びるか測るのも面白そうだ。

冷たい空気の中を走りながら、クロスカントリー・スキーのことを思い出した。今年の正月を黒姫で過ごしているときに興味を持って、つぎの冬に出来たらいいと思っていたのだが、いまはこれ以上趣味を増やすべきでないのは明らかだ。時間が足りない。

昨日、半蔵門の汚い中華屋(汚さのほかに特長がなかった)を出て、歩きながらK君に嘆いたのもそんなことだ。

「家事代行業を使おうかと思っているんだよね」

「それは一度使ったら戻れない、禁断の果実じゃないですか?」と彼。

なるほど、たしかにそんな気がする。ではやはり会社の仕事を誰かと分担するか。ここ数ヶ月はそんなことをずっと考えている。外注費なり人件費なりに投資をするのは定まった経営判断だとして、具体的な投資先を決めかねている状態といったところ。

とにかくクロスカントリー・スキーをやっている場合でないのは間違いない。


アマゾン・プライムで『マイ・バッハ 不屈のピアニスト』を観た。ブラジル人のピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスの伝記映画だ。劇中の演奏はすべて本人の音源が使われているという。このピアニストのバッハを集めてみたいと思った。

いくつもの苦境を跳ね返しながら老いて、いつしか慈悲深い成熟した人間となっていく彼の姿に励まされる。僕だって、すぐにはよくならないかもしれないが、すこしずつはよくなっているはずだと思えばこそ、なんとか日々を過ごせている。