火曜日はビルボードライブ横浜で土岐麻子のライブを観た。
昼過ぎに丸の内で仕事を終えて、そのままクルマで横浜に向かった。開演の20時半までは時間がたっぷりあったから、途中のオートバックスで車のオイルを交換した。作業を待っている間に仕事を片付けたからライブの前に気分がいい。それから横浜市街に向かって、会場の地下にクルマを停めたはいいが、まだ17時過ぎ。フラフラと馬車道を歩いていると、ベイスターズのユニフォームを着た人が目について、横浜スタジアムで野球を観て過ごそうとひらめいた。電車で横浜に向かっているLに連絡を入れて、スタジアムのゲートで合流することにした。対戦相手も知らずに球場に向かったのだが、なんと相手はスワローズ。運がいい。当日券でレフト・ポールに近い内野席に座るとすぐにプレイ・ボール。開幕から元気のないスワローズ打線はこの日も湿っていたが、レフト青木とショート長岡の守備を見るにはいい席だった。それからベイスターズの牧のライト・フェンス直撃の打球は見事な球筋だった。4回の裏まで観て、ライブ会場に戻った。
着席して暖かい飲み物を頼んで一息ついて、サンドウィッチを食べた。これが絶品。すぐに開演の時間になり、バンド・メンバーに続いて、土岐麻子が僕たちのすぐ背後の扉から登場した。これはLがチケット発売と同時に手配してくれたのが良かったのだろう。まさに特等席である。Lは言葉にならない様子で感動していたが、横で見ていた僕はLが倒れてしまわないか心配になった。
僕にとっても初めての土岐麻子のライブだったが、なんで今まで足を運ばなかったのかと不思議になるぐらい、彼女とバンドのグルーヴやトーンが、自然と身に染みてくる。この感覚は先日、ノラ・ジョーンズを武道館で観たときも同じだった。僕たちの席からはドラマー・大井一彌の演奏を真横から覗き込めたのも得難い経験となった。
東京まで帰る車の中で、僕たちはこんなことを確かめ合った。
「土岐麻子が最後に横を通った時、俺たちのことを3秒は見てくれたよな」と僕。
「うん、すごかった。しっかりと3秒だった」とL。
Lはあまりにも土岐麻子が間近に現れたために、やはり頭がおかしくなりそうだったらしい。ひとまず無事で良かった。