三善晃の音楽を知る

日曜日の朝のNHKのFM放送に『現代の音楽』という番組がある。作曲家の西村朗氏がホストを務め、毎回上質な音源と解説を届けてくれる。番組の名が示す通り、扱われる音楽は20世紀以降に発表された作品である。週末はとくに朝が遅い僕はつい最近までこの番組を知らなかった。半年ぐらい前にたまたま早起きをした日曜日の朝の車の中で初めて聴いて、それ以来、すっかり気に入りの番組となった。

すこし前の放送の音源は、三善晃の『音楽詩劇オンディーヌ』だった。恥ずかしながら、三善晃の音楽をこれまでまったく知らなかった。それがラジオから流れるこの音楽劇を聴いて一発で惚れてしまった。

帰宅後、さっそくネットで先ほど聴いた音源を探してみると、値段が高いのだ。すでに絶版しているらしく中古しかなく、それがどう考えても手が出せる価格ではない。いわゆるレア物ということなのだろう。仕方がないから氏のほかの作品を注文することにした。選んだのは『海の日記帳』。商品の説明には子どものための練習曲集だとある。ジャケットも素敵だ。ついでにスコアもカートに入れて注文した。

そして届いたCDを聴いた。とてもいい。手元にはスコアもある。しばらくはこの『海の日記帳』をピアノで練習する。