外の猫と、家の猫。

20時ごろに自宅に帰ったときのことだ。クルマから降りると、暗闇から動物の絶叫が聞こえて驚かされた。「ぐわっ」と「ぎゃあ」が混ざったような感じ。おそらくはカモのような水鳥でなはいか。こちらには何も見えないのだが、切羽詰まった状況には違いない。よく聴くと四足動物が駆ける足音もする。とすると、猫が水鳥を追いかけているのだろうか。二つの音はもつれ合いながら遠ざかっていった。一瞬のことでなにがなんだかわからない。何も見えないから不気味だった。家に入ると玄関まで猫が迎えにきた。明らかに寝起きの様子である。いまの外の騒ぎも耳に入ったはずだが、どうも関心がないらしい。ほんの15か月前まではこの一帯を縄張りとする野良猫だったはずなのだが。